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採用ピッチ資料の構成と見せ方|15項目の判定表と漫画を入れる範囲

採用ピッチ資料の構成と見せ方|15項目の判定表と漫画を入れる範囲

採用ピッチ資料を、投資家向けのピッチ資料から作ろうとしていませんか。市場規模や成長率のスライドはそろっています。それでも、カジュアル面談で「入社したら毎日どんな仕事をするのか」と聞かれると、資料の中に答えがありません。

採用ピッチ資料の作り方を調べると、構成要素の一覧はすぐに見つかります。しかし、各スライドを文章・図表・写真・漫画のどれで見せるかまでは、ほとんど書かれていません。結論から言うと、漫画にするのは入社後の1日と最初につまずく場面の2つで、残りは文字・表・写真で作ります。この記事では、項目ごとの見せ方を決める判定表と、漫画を入れる場合の範囲・費用を、少人数で作る前提で整理します。

この記事の要点

  • 採用ピッチ資料は5ブロック・15項目前後で組み、投資家向け資料からは事業の部分だけを流用します。
  • 各スライドの見せ方は、内容の改訂頻度と、候補者が文字だけで想像しにくいかの2軸で決めます。
  • 漫画を入れるのは入社後の1日と最初につまずく場面の2つまでにし、10ページ前後から始めます。

採用ピッチ資料とは?会社紹介資料・投資家向けピッチ資料との違い

採用ピッチ資料とは、候補者に向けて事業・組織・仕事・条件を、課題も含めて開示するスライド資料のことです。会社の良い面を伝える会社紹介資料に対し、入社前に判断材料をそろえてもらうことを目的にします。

投資家と候補者が資料で知りたいことを並べ、投資家向けピッチ資料から流用できるのは事業を説明するスライドだけだと示した図

投資家向けのピッチ資料と並べると、違いは読み手が知りたいことにあります。投資家は「この事業がどこまで伸びるか」を見ます。候補者は「その事業の中で、自分が毎日何をするか」を見ます。同じ会社の資料でも、答えるべき問いが違うため、そのまま流用すると候補者の問いに答えるスライドが足りなくなります。

3つの資料の違いを、読み手と流用できる範囲で整理すると次のとおりです。

資料主な読み手読み手が知りたいこと採用ピッチ資料に流用できる部分
会社紹介資料取引先・求職者全般会社の概要と強み会社概要、沿革
投資家向けピッチ資料投資家市場規模、成長性、収益の見通し事業内容、ミッション、今後の展開
採用ピッチ資料応募前から内定後までの候補者入社後の仕事、一緒に働く人、条件、課題―

流用できるのは、事業を説明するスライドまでです。売上の推移や市場規模を候補者向けに並べても、入社後の毎日の仕事は見えてきません。数字と文章のスライドだけでは、候補者が入社後の自分を思い浮かべにくいという限界があります。この限界をどう埋めるかは、後半の判定表で扱います。

採用ピッチ資料を用意しておくと、面談のたびに会社の説明を一から繰り返す時間が減ります。候補者は応募の前に判断材料をそろえられ、面談では仕事や条件の具体的な質問に時間を使えます。スカウトや紹介会社に渡す資料としても、そのまま使えます。仕事や課題を入社前に知ってもらえるため、入社後に「聞いていた話と違う」と感じる人を減らす狙いもあります。

なお、採用漫画そのものの種類や効果、発注先の選び方は「採用漫画のタイプと費用相場」で整理しています。本記事は、採用ピッチ資料の中の一部分として漫画をどう使うかに絞ります。漫画を使った資料全般の種類は「ビジネス漫画の種類と用途」も参考にしてください。

採用ピッチ資料の構成は5ブロック・15項目前後で組む

採用ピッチ資料は、事業・組織と人・仕事・条件・選考の5ブロックに分けます。合計15項目前後で組むと、抜け漏れが出にくくなります。下の表の主な項目から、判定表の15項目を目安に選びます。1項目を1〜2枚にすると、全体は15〜30枚程度に収まります。

項目数の目安は、マイナビの「サポネット」(2024年6月公開)が参考になります。HeaR株式会社代表の手法として、細かく分けた候補から13〜15項目を選ぶ考え方が紹介されています。すべての候補を入れる必要はありません。自社の候補者が迷いやすい問いに答える項目から選びます。

同じ記事では、作るときの留意点として「求めない人物像」を伝えることも挙げられています。合わない人を先に示すと、応募前に候補者自身が判断しやすくなります。

5ブロックと主な項目、各ブロックが答える候補者の問いは次のとおりです。

ブロック主な項目候補者の問い
事業会社概要、ミッション・ビジョン、事業内容、今後の展開この会社は何で稼ぎ、どこへ向かうのか
組織と人代表・責任者の考え、組織図、価値観、働く人の紹介、求める人物像・合わない人物像、いまの課題誰と働き、何を大事にしているのか
仕事募集職種、業務内容、入社後の1日、入社直後につまずきやすい場面、入社後3か月の流れ入社したら毎日何をするのか
条件給与・評価制度、働き方、福利厚生生活と成長の見通しは立つか
選考選考フロー、よくある質問どう進み、何を準備すればよいか

このうち、投資家向け資料から流用できるのは事業ブロックだけです。残りの4ブロックは新しく作る必要があり、とくに仕事ブロックは社内に素材がないことが多いです。

事業ブロックを流用するときも、言い回しは候補者向けに直します。投資家向けの「対象市場が大きい」というスライドなら、その市場で自分が担当する顧客は誰かを1行足します。売上の推移は、どの事業が伸びていて、どこで人が足りないかの説明に置き換えます。数字そのものは同じでも、候補者が自分の配属先と結びつけて読めるようになります。

ただし、項目をそろえるだけでは、文字の多いスライドが何十枚も並ぶことになります。候補者が読み比べたい情報を探しにくくなります。さらに、項目ごとの見せ方を決めておかないと、職種や制度が変わるたびにどこを直すかが曖昧になり、更新が止まりがちです。

エンジニア向けと営業・ビジネス職向けで入れ替える項目

職種によって、仕事ブロックの中身を入れ替えます。エンジニア向けなら、開発体制、使っている技術、開発の進め方、技術的な課題の状況を足します。営業・ビジネス職向けなら、顧客層、商談の流れ、目標の持ち方、評価の基準を足します。事業・条件・選考のブロックは共通にしておくと、職種別の版を作っても直す場所が仕事ブロックだけで済みます。

新卒や業界未経験の候補者に向けた版では、仕事ブロックの社内用語を減らします。「案件」「アサイン」のような言葉は、社内では通じても、候補者には意味が取りにくい言葉です。業務内容の表に1行ずつ言い換えを添えるか、後で扱う入社後の1日の場面の中で、言葉と仕事を結びつけて見せます。

項目ごとに「何で見せるか」を決める|採用ピッチ資料の表現手段判定表

採用ピッチ資料の各スライドは、内容の改訂頻度と、候補者が文字だけで想像しにくいかの2軸で、漫画にするかを決めます。漫画にしない項目は、人なら写真、時間の流れなら図表、条件なら表に振り分けます。

改訂頻度と文字だけでの想像しにくさの2軸で、採用ピッチ資料の15項目を漫画・写真・図表・文字・表に振り分けた判定図

1つ目の軸は改訂頻度です。募集職種や給与、組織図は、採用計画や組織が変わるたびに書き換えが必要になります。当社の制作実績では、操作手順や数値基準のように改訂頻度が高い内容は、漫画に向かない傾向があります。画面や基準が更新されると、描写が実物と食い違うためです。

2つ目の軸は、文字だけでの想像しにくさです。給与や福利厚生は、数字と条件を表にすれば正確に伝わります。一方で「入社後の1日」や「最初につまずく場面」は、文章にすると抽象的になりやすい項目です。

写真と漫画の使い分けも、この2軸で考えます。写真は、実在する職場の雰囲気や一緒に働く人を見せるのに向いています。一方で、客先での打ち合わせやトラブル対応、夜間の作業のように、撮影しにくい場面があります。候補者が入社後に感じる迷いや判断の過程も、写真には写りません。こうした場面は、漫画で主人公の視点から描くと伝えやすくなります。

この2軸で各項目を判定した結果が、次の採用ピッチ資料の表現手段判定表です。

項目改訂頻度文字だけでの想像しにくさ推奨する見せ方
会社概要・事業内容低い低い文字+図表
ミッション・ビジョン低い中文字(1枚に1メッセージ)
今後の展開中中図表(時間軸)
代表・責任者の考え低い中写真+文字
組織図高い低い図表
働く人の紹介中中写真+短い文
求める人物像・合わない人物像中中文字(具体的な行動で書く)
いまの課題中中文字(具体的に)
募集職種・業務内容高い中文字+表
入社後の1日低い高い漫画
入社直後につまずきやすい場面低い高い漫画
入社後3か月の流れ中高い図表(時間軸)
給与・評価制度・働き方・福利厚生高い低い表
選考フロー中低い図表(フロー)
よくある質問中低い文字(Q&A)

漫画が向くのは、改訂頻度が低く、文字では想像しにくい2項目だけです。業務内容の表は、担当範囲や人数が変わるたびに書き換わります。一方で1日の流れは、仕事の進め方が変わるまでほぼ同じです。

人を見せる項目は写真、時間の流れは図表、条件は表に振り分けます。全体の大半は文字と表のままなので、社内で直せる範囲が広く残ります。

表の判定は一般的な傾向で、自社の実態に合わせて付け直してかまいません。たとえば、研修の内容が数年変わっていない会社なら、入社後3か月の流れも漫画に回せます。逆に、毎年組織を組み替える会社なら、働く人の紹介は写真をやめて名前と役割だけの表にしたほうが、更新が楽になります。迷ったときは、その項目を最後に書き換えたのがいつかを確認すると判断しやすくなります。

漫画にするのは「入社後の1日」と「最初につまずく場面」の2つまで

漫画を入れるなら、入社後の1日の流れと、入社直後につまずきやすい場面の2つに絞ります。募集職種・給与・人数など更新の多い情報は漫画にせず、文字と表で残すと、改訂のたびに描き直す必要がなくなります。

投資家向け資料を流用した構成と、仕事ブロックの冒頭に入社後の1日とつまずく場面の漫画を置いた構成の対比図

入社後の1日は、投資家向け資料では答えられなかった「毎日何をするのか」に、そのまま答える場面です。朝に誰と話し、どの画面や現場で仕事をし、どこで判断に迷うかを、主人公の視点で追います。同じ職種でも働き方が分かれる場合は、場面を分けて描きます。運送業で長距離・地場・倉庫の勤務形態ごとに見せる場面を変えた例は「運送業の採用漫画」で解説しています。

もう1つの、入社直後につまずきやすい場面は、良い面だけを並べないために入れます。前述のサポネットの記事でも、課題や撤退したプロジェクトまで開示する透明性が採用ピッチ資料に求められると解説されています。つまずく場面と、そのとき誰に相談できるかを描くと、課題の開示と職場の支え方を同時に見せられます。10ページで作る場合は、入社後の1日に6ページ前後、つまずく場面に4ページ前後が配分の一例です。

資料の全ページを漫画にせず、要所にだけ入れる考え方は、営業資料の漫画化と同じです。詳しくは「営業資料を要所だけ漫画にする設計」で解説しています。施策全体の中での漫画の使い分けは「マンガを施策別に使い分ける考え方」も参考になります。

実在の社員をモデルにする場合は、本人の同意を取ってから描きます。同意は、求人広告や会社案内など掲載先ごとに範囲を書面で確認します。あわせて、その社員が異動や退職をしたときに、掲載を続けるか差し替えるかを先に決めておきます。特定の社員に似せず、複数の社員の話を合わせた架空の人物にする方法もあります。

資料の中での置き場所は、仕事ブロックの冒頭がおすすめです。先に漫画で1日の流れをつかんでもらい、その後に業務内容の表を置くと、表の各行が漫画のどの場面に当たるかが分かります。

漫画にしない項目と、その理由

募集職種、人数、給与、評価制度、福利厚生、組織図は漫画にしません。どれも採用計画や制度の見直しで変わる項目です。台詞や背景に年収額や部署名を描き込むと、変わるたびに描き直しの費用がかかります。これらは表で残し、漫画の中では「詳しい条件は次のページ」と案内するだけにします。

使っているツールや画面も、描き込みすぎないように注意します。社内システムの画面を細かく描くと、ツールの入れ替えや画面の変更で古くなります。画面は「パソコンで日報を書いている」程度にとどめます。何を考えながら作業しているかを台詞で見せるほうが、長く使える漫画になります。

数字と文章だけでは伝わりにくい「入社後の毎日」を、どの場面で描けば伝わるか。構成案の段階から無料でご相談いただけます。

入社後の1日をどの場面で描くか相談する

少人数で作る5ステップ|社長への説明から面談で使うまで

採用ピッチ資料は、場面の決定、素材集め、見せ方の判定、社長の確認、使って測る、の5ステップで作ります。素材集めを現場に分担すれば、1人で作る場合でも進めやすくなります。

作業の順番と、それぞれで決めることは次のとおりです。

  1. 使う場面と読み手を決める(経営企画):スカウト送付、カジュアル面談、最終面接前、内定後のどこで使うかを決めます。
  2. 素材を集める(現場の責任者):現場の責任者に、入社後の1日の流れと、新人がつまずいた場面を3つずつ聞きます。社員の写真もこの段階で撮ります。
  3. 判定表で見せ方を決める(経営企画):項目ごとに文字・図表・写真・漫画を割り当て、漫画にする範囲を確定します。
  4. 社長に確認する(社長):投資家向け資料との違いを1枚にまとめて説明します。
  5. 面談で使い、指標を見て直す(面談担当・人事):使う場面ごとに見る指標を決めておきます。条件ブロックは採用計画や給与改定のたび、仕事ブロックは業務が変わったときに見直します。

手順の中で時間がかかるのは、2の素材集めです。現場の責任者は日常業務を抱えているため、質問を絞って依頼します。4の社長確認では、資料の出来よりも、流用しない理由を先に説明すると話が進みます。

現場の責任者への質問は、答えやすい形にします。質問は場面を指定して聞きます。たとえば「新人は出社後、最初に何をしますか」「入社1か月目に一番よく聞かれることは何ですか」です。「仕事の魅力を教えてください」と聞くと、抽象的な答えしか返ってこないことが多いためです。返ってきた答えは、そのまま漫画の場面候補になります。

社長への説明は、たとえば次のように組み立てます。「投資家向け資料は、この事業が伸びるかに答える資料です。候補者が知りたい、自分が毎日何をするかには答えていません。事業の部分はそのまま使い、仕事と人の部分を足します」。流用する部分を明示すると、作り直しではなく追加だと伝わります。

漫画を入れる場合は、使い道もあわせて示します。当社の採用漫画の提案でも、求人広告・名刺・会社案内など、採用ピッチ資料の外での使い道まで提案書に書いています。費用の判断を求めるなら、資料の中だけでなくどこで使えるかまで示しておくと、説明の材料が増えます。

効果を測るときは、使う場面ごとに見る指標を分けます。

使う場面見る指標
スカウト送付スカウトの返信率
カジュアル面談面談から応募に進んだ割合
最終面接前面接で基本情報を聞く質問が減ったか
内定後内定承諾率、入社3か月時点で「聞いていた話と違う」という声が出ていないか

資料を使い始める前の数値を残しておくと、変化を比べられます。

来月の面談に間に合わせたい場合は、文字と表の版を先に完成させて使い始めます。漫画は当社の場合、ヒアリングから納品まで通常3〜8週間程度かかります。素材集めの段階で場面を決め、並行して制作を進めます。完成したら、仕事ブロックの冒頭に差し込むだけで済むよう、空けておくページを決めておくと入れ替えが簡単です。

漫画を入れる場合の費用・期間と、資料以外での使い回し

漫画を入れる費用は、当社料金では10ページで約28.3万〜37.0万円(税抜・原稿料込み)が目安です。1本目は10ページ前後で作り、面談での反応を見てから追加すると、予算の説明もしやすくなります。料金を見るときは、プラン名と原稿料が別途かどうかを確認してください。

当社の料金ページ(2026年10月確認・税抜)では、1本の場合の単価と10ページの総額を次のように案内しています。

プランページ単価(1本)原稿料10ページ目安の総額(原稿料込み)
ハイブリッドプラン25,740円〜別途25,740円約28.3万円
フル漫画家プラン33,660円〜別途33,660円約37.0万円

原稿料は1本につき1回、各プランのページ単価と同額が別途かかります。10ページなら、単価の11ページ分が総額の目安です。実際の料金はヒアリング後に確定します。制作会社ごとの相場との比べ方は「漫画制作費用の相場」で整理しています。

制作期間は、当社のよくある質問では、ヒアリングから納品まで通常3〜8週間程度とされています。面談で使い始める日から逆算し、社内の素材集めの期間も含めて計画します。

当社の採用漫画の提案でも、1本目を10ページ前後で作り、反響を見て2本目以降を検討する進め方を基本にしています。入社後の1日とつまずく場面の2つなら、10ページ前後に収めやすい分量です。

更新の手間も、判定表で漫画の範囲を絞っておけば小さく抑えられます。条件のブロックは採用計画を見直すたびに表を直します。漫画の部分は、その職種の仕事の進め方が大きく変わるまで使い続けられます。

作った漫画は、採用ピッチ資料の外でも使えます。求人広告の画像、名刺に載せたQRコードから読める形、会社案内の1ページとして使えば、1回の制作費で接点を増やせます。どこで使うかを制作前に決めておくと、サイズや縦横の比率をまとめて指定できます。採用マンガの制作の流れは「採用マンガの制作について」で紹介しています。

項目を並べるだけでは更新が止まりがちな採用ピッチ資料に、どこまで漫画を入れるか。10ページ前後から始める場合の見積もりと、更新の手間を増やさない作り方をご相談いただけます。

10ページ前後から始める見積もりを依頼する

よくある質問

採用ピッチ資料について、作り始める前によく出る質問をまとめました。公開範囲、課題の書き方、内製と外注、新卒と中途、ページ数の5つです。

Q. 採用ピッチ資料は公開すべきですか。面談用に限定すべきですか。

公開版と面談用の2つに分ける方法があります。事業・組織・仕事のブロックは公開版に入れ、条件の詳細や課題の細部は面談用に回します。

Q. 課題やネガティブな情報は、どこまで書けばよいですか。

入社すれば必ず知ることは、先に書いておきます。「人手が足りていない」ではなく、どの業務のどの時期に負荷が集中するかまで具体的に書きます。

Q. 内製と外注はどう分ければよいですか。

文字と表のスライドは社内で作り、更新も社内で回します。漫画と写真撮影のように専門の技術が要る部分だけを外注すると、費用と更新の手間を抑えられます。

Q. 新卒採用と中途採用で、資料を分けるべきですか。

事業・条件・選考のブロックは共通にし、仕事ブロックだけを分ける方法が管理しやすいです。新卒向けは社内用語を減らし、入社後の研修の流れを厚くします。中途向けは、配属後すぐに任される業務と裁量の範囲を具体的に書きます。

Q. 何ページくらいが適切ですか。

15項目前後を1〜2枚ずつにすると、15〜30枚程度になります。公開版はこれより短くし、面談用で補う方法もあります。

まとめ

採用ピッチ資料は、事業・組織と人・仕事・条件・選考の5ブロックで組みます。投資家向け資料から流用できるのは事業の部分だけで、仕事と人のブロックは新しく作ります。

各スライドの見せ方は、改訂頻度と文字だけでの想像しにくさの2軸で決めます。漫画を入れるのは、入社後の1日と入社直後につまずく場面の2つまでです。まずは判定表で自社の項目を振り分けるところから始めてください。

表現手段判定表を自社の構成に当てはめると、どこを漫画にすべきかが具体的に見えてきます。構成の整理からご相談いただけます。

判定表を自社の構成に当てはめて相談する

執筆:黒宮 大貴(Contents X株式会社 代表取締役/ビズマンガ SEOコンテンツ責任者)

法人営業とM&Aアドバイザリーを経験後、Contents X株式会社を創業し、代表取締役を務めています。企業向け漫画制作サービス「ビズマンガ」で、採用・営業・研修の漫画づくりに携わっています。現場で蓄積した一次情報をもとに構成・執筆しています。記載内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせよりご指摘ください。確認のうえ速やかに訂正します。