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広告漫画の準備チェックリスト|依頼前に決める4点と集める材料

広告漫画の準備チェックリスト|依頼前に決める4点と集める材料

部長から「来週頭までに、広告漫画の制作会社へ問い合わせできる状態にして」と言われた場面を想像してください。問い合わせフォームには、出稿媒体、想定KPI、掲載時期、素材の有無を入れる欄が並んでいます。媒体はまだ決まっていません。最新の商品資料は営業企画が持っていて、表現の可否を法務に聞いたこともありません。

広告漫画の準備で手が止まる原因は、決めることが多いからではありません。自分で決めるものと、他部署から集めるものが混ざっているからです。この記事では、その2つを仕分け、出稿希望日から逆算して、いつまでに何を揃えれば間に合うかを示します。

この記事の要点

  • 問い合わせ前に自分で決めるのは、目的・KPI・予算枠・出稿希望日の4点だけで足ります。
  • 他部署から集める材料は、営業・広報・法務・広告運用という持ち主別に仕分けると漏れません。
  • 依頼の期限は、出稿希望日から制作期間と社内の確認日数を引いて、日付で決めておきます。

広告漫画の依頼前準備は「全部決める」ではなく「持ち主を確かめる」作業です

広告漫画の準備を、自分で決める項目と他部署から集める材料の2列に分けて示す1コマ漫画。マーケ担当の女性が部長から依頼を受け、材料の持ち主を確かめる場面

広告漫画の依頼前準備とは、制作会社に問い合わせる前に、自分で決める項目と他部署から集める材料を仕分けておくことです。全部を決め切る必要はなく、材料の持ち主が分かっていれば問い合わせられます。

依頼前の準備は、「準備すべき10項目」のように、項目の一覧で紹介する制作会社のコラムがあります。項目が並ぶと、自分1人で全部を埋めようとして手が止まりがちです。

しかし、ビズマンガの料金ページでは、ページ数やプランが未定でも相談できるとしています。用途、伝えたい内容、予算、希望納期のうち、現時点で決まっていることを知らせれば足ります。準備の完成度を問い合わせの条件にする必要はありません。

ただし、相談できることと、進行が止まらないことは別です。進行が止まる場面は、他部署が持つ材料の回収と、社内の承認の待ち時間に集まります。承認の遅れは納期を後ろ倒しにする最大の要因だと、ある制作会社のコラムは指摘しています。出典:フーモア「広告漫画の制作依頼前に準備すべき10項目」(2026年9月閲覧)。

そこで本記事では、準備を2つに分けます。次の表が、その仕分けの全体像です。

仕分け中身次に読む節
自分で決める目的、KPI、予算枠、出稿希望日問い合わせ前に自分で決めるのは4点だけ
持ち主を確かめて集める商品資料、ブランドの基準、規制に関わる表現、媒体の仕様、承認者他部署から集める材料は「持ち主」別に仕分けると漏れません
日付に直す出稿希望日からの逆算と、レビュー担当の確定出稿希望日から逆算すると、依頼の期限はここまでです

表の左の2行は、準備の中身です。3行目は、その2つを日付に落とす作業を指します。制作全体の流れを先に把握したい場合は、ビジネスマンガ制作の完全ガイドで工程を確認できます。

問い合わせ前に自分で決めるのは4点だけ(目的・KPI・予算枠・出稿希望日)

問い合わせ前に自分で決めるのは、目的・KPI・予算枠・出稿希望日の4点です。媒体やページ数が未定でも相談はできるため、まずこの4点だけ先に固めれば、初回の相談は進められます。

4点の内容は次のとおりです。

  • 目的:広告漫画で何を変えたいか(CPAの改善、LPの直帰の抑制、商談化率の向上など)
  • KPI:目的を測る指標と、目標とする水準
  • 予算枠:制作費として使える上限額
  • 出稿希望日:広告を配信し始めたい日

この4点は、他部署の材料がなくても決められます。決めるための情報が社内にあるかどうかが、先に確かめるポイントです。媒体、ページ数、画風は、この4点が決まれば絞り込めるため、未定のままで構いません。

目的は、1行で書ける状態にします。「CPAが目標を2か月連続で超えているため、クリエイティブを変えたい」のように、現状の数字とセットで書きます。目的が2つ以上あると、漫画の設計が定まりません。優先する1つを選んでください。

目的が決まると、媒体の候補も絞れます。ビズマンガの広告漫画の案内ページでは、展開先をSNS広告、Web広告、LP漫画、アフィリエイトの4面に整理しています。クリック前の関心を取りたいなら広告面、クリック後の直帰を抑えたいならLP漫画、というように目的から逆引きできます。

KPIは、広告運用と営業の双方と握っておきます。A/Bテストで複数の版を比べる予定があるなら、比べる指標もここで決めます。撤退条件や稟議の通し方は、漫画広告で実効CPAが下がらない真の原因と多段階再利用の設計法で整理しています。

予算は、ページ単価だけで見ると総額を見誤ります。ビズマンガの料金ページでは、ページ単価とは別に、各プランのページ単価と同額の原稿料がかかります。1本10ページを基本料金で制作する場合の目安は、ハイブリッドプランで283,140円です。フル漫画家プランは370,260円です(いずれも税抜。2026年7月更新の料金ページによる)。

出稿希望日は、キャンペーンの開始日と広告の配信開始日を分けて書きます。2つの日付が近いと、広告審査の待ち時間が入る余地がなくなります。逆算の方法は、後の節で日付を入れて示します。

他部署から集める材料は「持ち主」別に仕分けると漏れません

営業・広報・法務・広告運用・決裁者の5つの持ち主から、材料が1つの共有フォルダに集まり、制作会社への依頼へつながる流れを示す構造図

他部署から集める材料は、持ち主別に分けると漏れません。商品資料と訴求の根拠は営業・商品担当、ロゴと表現の基準は広報、規制表現は法務、媒体の仕様は広告運用が持っています。

持ち主別の一覧は、次の表のとおりです。頼む時期は、問い合わせの前かヒアリングの前に揃えると、初回の打ち合わせが進みます。

持ち主集める材料頼む時期頼み方の一言
営業・商品担当最新の商品資料、訴求の根拠になる数値と出典、競合との違い問い合わせの前「広告漫画に載せる説明の元にするので、最新版を〇日までにください」
広報・ブランド担当ロゴ・カラー・フォント、表現のトーン、使ってはいけない表現問い合わせの前「広告の絵柄とセリフの基準を確認したいので、ガイドラインを共有してください」
法務使用必須の文言、規制に関わる表現、権利や二次利用の社内基準ヒアリングの前「ネーム確認の前に、避けるべき表現を先に教えてください」
広告運用(自分、別担当、代理店)出稿媒体、サイズ・尺、配信時期、KPIの計測方法問い合わせの前「入稿の規格が決まっている媒体があれば教えてください」
決裁者予算枠、最終承認者、承認の期限問い合わせの前「発注の前に、承認までの日数を確認させてください」

この表で大切なのは、頼み方の一言です。材料を頼まれる側から見ると、何のために、いつまでに、どの形式で必要なのかが分からない依頼は後回しになります。目的と期限を添えるだけで、返事の早さが変わります。

依頼の文面は、次の3文で足ります。

広告漫画の制作を検討しており、制作会社への依頼前に材料を集めています。

商品の説明資料の最新版を、〇月〇日までに共有いただけますか。

資料は、漫画のセリフの元にするだけで、外部には出しません。

持ち主が分からない場合は、役割から探します。商品資料は営業企画やプロダクトの担当、表現の基準は広報やマーケティングの責任者に当たると見つかります。法務の部署がない会社では、契約書を確認している総務や経営企画が窓口になります。

回収する順番は、返事に時間がかかる相手からです。法務と決裁者は、回答までの日数が読みにくい相手です。商品資料や媒体の仕様は、既存の資料で足りる場合があり、後から集めても間に合います。回収した材料は、1つの共有フォルダにまとめておくと、ヒアリングで渡しやすくなります。

材料の質にも注意が要ります。営業・商品担当から集める数値には、出典と、その数値が測られた時点をつけてもらいます。根拠が分からない数値は、セリフに入れられず、初稿の後で差し替えになります。広報にブランドのガイドラインがない場合は、最近の広告や資料を数点もらうと、トーンの基準になります。

制作側が確認する項目も、この表と重なります。ビズマンガの広告漫画の制作フローでは、ヒアリングの段階で出稿媒体、サイズ、尺、KPI、A/Bテスト計画を確認します。広告審査の表現制約や法令への対応も、この段階で確定させる項目に含まれています。

広告審査に触れうる表現は、法務と広告運用の両方に聞くと洗い出せます。医療や金融のように表現規制が強い業種では、使用必須の文言の有無を、依頼前に法務へ確認しておきます。

初稿確認で止まらないよう、レビュー担当を依頼前に決めます

ビズマンガの制作フローでは、初稿確認に広告運用・媒体・法務のレビューが入ります。誰がいつまでに返答するかを依頼前に決めておくと、確認待ちで日程が止まりません。

同じ制作フローの初稿確認では、次のレビューに対応します。

  • 広告運用担当:入稿の仕様、KPIとの整合
  • 媒体担当:広告審査に通る表現かどうか
  • 法務:権利と表現のリスク
  • 薬事担当:医薬・化粧品などの規制業種の場合

この4者のうち、自社に存在しない役割は外して構いません。大切なのは、存在する役割ごとに、氏名と確認する範囲と返答の期限を決めておくことです。同じフローでは、テスト出稿によって、広告審査に通るかどうかを事前に確かめるとしています。

レビューが止まる場面は、3つに分けられます。1つ目は、確認する人が決まっていないことです。2つ目は、確認する範囲が曖昧で、全員が全体を見ようとすることです。3つ目は、返答の期限がなく、他の業務が優先されることです。

3つとも、依頼前に名簿を作れば防げます。名簿には、役割、氏名、確認する範囲、返答の期限を書きます。記入例は次の表のとおりです。

役割氏名確認する範囲返答の期限
広告運用担当(記入)サイズ、尺、KPIとの整合依頼から2営業日以内
法務(記入)表現のリスク、権利、二次利用依頼から3営業日以内
最終承認者(記入)全体の可否依頼から2営業日以内

期限は、日数で決めるのがコツです。表の日数は記入例のため、社内の実情に合わせて置き換えてください。

レビューは、初稿の段階だけに置かないのが得策です。料金ページの両プランでは、ネーム修正が1回、下書き修正が2回、仕上げ修正が1回です。絵の作業が進むほど直しにくくなるため、ネームの段階で全員に見せ、方向を固めておきます。

承認ルートが不明になると、差し戻しが増えます。先に挙げたフーモアのコラムでも、承認ルートの不明確さが納期遅延の原因になると指摘されています。連絡手段を1つに絞り、修正の指摘は画面のキャプチャで示すと、やり取りが速くなります。

出稿希望日から逆算すると、依頼の期限はここまでです

依頼の期限は、出稿希望日から制作期間を引き、さらに社内の承認に要する日数を引いて決めます。ビズマンガの料金ページでは、ヒアリングから納品までを通常3〜8週間程度としています(2026年7月更新)。

制作期間は、内容やページ数によって変わります。出稿希望日が2027年1月13日の場合を例に、ヒアリングを始める期限を逆算します。

ケース出稿希望日からの逆算ヒアリング開始の期限
制作期間が短い場合1月13日の3週間前12月23日
制作期間が長い場合1月13日の8週間前11月18日
実際の期限上の日付から、材料の回収日数を引く自社の日数で決める

上の表は、料金ページの目安を出稿希望日に当てはめた計算例です。材料の回収に1週間かかると仮定すると、期限は、短い場合で12月16日、長い場合で11月11日になります。回収の日数は社内で違うため、表の日付そのままでは足りません。決めた期限の日付は、依頼シートと社内の予定表の両方に書いておきます。

社内の確認が長引くと、制作期間そのものが延びます。確認の待ち日数は、期限とは別に、余裕として持っておきます。

出稿希望日が動かせない場合は、ページ数を絞る、最初の媒体を1つに絞る、といった調整が期限に効きます。制作期間は内容やページ数で変わるためです。料金ページでも、お急ぎの場合は希望の納品日、用途、ページ数を知らせれば、対応できるスケジュールを相談できるとしています。

制作の修正範囲も、期限の逆算に関わります。規定の回数を超える修正や、確認済みの内容を大きく変える場合は、対応範囲と費用と日程の相談になります。大幅な修正は初期段階までと、制作会社も解説しています(アクアスター「漫画広告制作依頼の裏側」、2026年9月閲覧)。

修正が増えやすいのは、次の材料が足りないまま進めたときです。

  • 訴求の根拠となる数値が未確定で、セリフの差し替えが続く
  • 使ってはいけない表現が未確認で、初稿の後に法務から指摘が入る
  • 出稿媒体とサイズが未定で、後から縦横比の作り直しが必要になる

3つとも、依頼前に持ち主へ確かめられる内容です。材料の回収を後回しにすると、修正の回数と日数が増え、出稿希望日に間に合わなくなります。

複数社に同じ条件で見積もるための依頼シート

複数社に見積もりを頼むときは、同じ依頼シートを渡します。条件が揃えば、金額の差が品質や範囲の差として比べられます。依頼先の選び方は、別の記事で整理しています。

依頼シートには、次の項目を書きます。未定の項目は、未定のまま書いて構いません。

項目書く内容決める人
目的とKPI何を変えたいか、測る指標自分と広告運用
出稿媒体とサイズ決まっていれば媒体名、未定なら候補広告運用
ページ数の目安未定なら「相談したい」と書く自分
出稿希望日と最終承認日配信開始日、社内の承認期限自分と決裁者
予算枠原稿料を含むか、税抜か税込か決裁者
二次利用の範囲使う媒体(Web、SNS、営業資料、印刷物など)広報と法務
修正の扱い修正の上限回数、超えた場合の費用自分
参考資料と避ける表現商品資料、ロゴ、使ってはいけない表現営業と広報と法務

未定の項目を「未定」と書くと、選択肢を添えた見積もりが戻ってきます。空欄のまま送るより、比べやすくなります。見積もりの回答期限も、シートの末尾に日付で書いておきます。

戻ってきた見積もりは、原稿料の扱いと二次利用の範囲を先に見ます。ページ単価とは別に原稿料がかかる会社もあれば、二次利用が別料金の会社もあります。ビズマンガの料金ページでは、両プランに著作権譲渡と、Web用・印刷用の納品データ一式が含まれています。

二次利用は、内製か外注かの判断にも関わります。工程ごとの切り分けは、漫画制作の内製と外注、8工程のどこから任せるかで決まる判断基準で整理しています。依頼先の選び方は、漫画広告制作会社の選び方7チェックと費用相場にまとめています。

依頼シートの項目が埋まったら、そのまま無料相談に使えます。冒頭で挙げた、自分で決める4点が書ければ、見積もりの条件は揃います。

決まっていない項目は、無料相談で埋められます

広告漫画の準備が途中でも、無料相談で進められます。ビズマンガの料金ページでは、ページ数やプランが未定でも、決まっていることだけ知らせれば相談できるとしています。

相談の前に揃えるのは、自分で決める4点と、持ち主を確かめた材料の一覧です。未定の項目は、そのまま相談で扱えます。出稿希望日を伝えれば、対応できるスケジュールを相談できます。

料金ページの案内では、用途、伝えたい内容、予算、希望納期を伺ったうえで、制作範囲と料金を相談する流れです。準備の途中で一度相談し、不足している材料を確認しながら進める使い方もできます。

プランの選び方も、相談の対象です。料金ページの両プランには、どちらもシナリオ設計、品質チェック、著作権譲渡が含まれます。違いは制作の進め方と単価にあるため、予算枠と出稿希望日を伝えると、話が早く進みます。

材料の持ち主と、依頼の期限が分かっていれば、次に動く日が決まります。今週中に、持ち主別の表の頼み先へ連絡し、出稿希望日からの逆算を済ませてください。そのうえで、無料相談・お見積もりのお申し込みへお進みください。

執筆:黒宮 大貴(Contents X株式会社/ビズマンガ SEOコンテンツ責任者)

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