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BtoB戦略

サービス紹介マンガで「伝わらない」を解決|商材タイプ別の作り方

サービス紹介マンガで「伝わらない」を解決|商材タイプ別の作り方
記事タイトル『サービス紹介マンガで伝わらないを解決』のアイキャッチ。機能羅列で伝わらないBEFOREとマンガで伝わるAFTERを対比したビジネスマンガ表紙風イラスト

「機能はしっかりあるのに、初めての相手にはなぜか伝わらない」——多機能なSaaSや無形サービス、専門的な製品を扱う現場では、よく聞く悩みではないでしょうか。サービス紹介マンガ(商品説明漫画)は、この「結局、何ができるのか伝わらない」という状態を解きほぐす手段として広がっています。本記事では、伝わらない原因を商材タイプ別に整理し、設計のチェックリスト、掲載チャネル別の使い分け、費用・納期の目安までを一度に確認できます。読み終える頃には、自社の商材なら何をどう物語化すべきかの判断軸が手に入ります。

なぜ商品説明・サービス紹介は「マンガ」にすると伝わるのか

機能を説明しても『結局何ができるの?』と伝わらず困るプロダクトマーケ担当者の1コマ漫画

サービスや商品が相手に伝わらないとき、原因はたいてい3つのどれかに当てはまります。1つ目は、機能から説明を始めてしまうこと。作り手は仕組みに詳しいため「何ができるか」より先に「どう動くか」を語りがちですが、初見の相手が知りたいのは「自分にとって何が変わるのか」です。2つ目は、専門用語が壁になること。社内では当たり前の言葉でも、初めて触れる相手にとっては一語ごとに理解が止まります。3つ目は、情報を一度に詰め込みすぎること。伝えたいことが多いほど資料は密度を増し、かえって読まれなくなります。

ここで効いてくるのが、サービス紹介マンガというビジュアルコミュニケーションの形です。マンガは絵と文字で伝えるため、文字だけの資料より直感的に内容が伝わりやすくなります。また、最後まで読み進められやすく、読了率が高まりやすいという特性もあります。読み手が自分のペースでコマを追えるため負担が少なく、要点が印象に残りやすくなります。読了率と理解度の両面で、マンガは「難しいものを難しいまま説明する」状態から抜け出す助けになります

ただし、ここで見落としてはいけない点があります。伝わらない原因は、どんな商材でも同じではありません。無形のサービスと多機能なSaaS、専門的な製品では、つまずくポイントも、効く物語化の方法も変わってきます。まずは自社の商材がどのタイプかを見極めるところから始めましょう。

あなたの商材はどのタイプ? 商材タイプ別「伝わらない原因」と物語化の型

「どんなサービスでもマンガにできるのか」という疑問をよくいただきます。答えは、ほとんどの商材で可能ですが、伝わらない原因が異なるため、物語化のアプローチをタイプごとに変える必要があるということです。ここが、一般的な「わかりやすくする構成術」だけでは埋まらない部分です。BtoBの商材を、無形商材から多機能SaaS、専門製品まで大きく3タイプに分けると、次のように整理できます。

商材タイプ伝わらない主な原因効く物語化の型主人公の置き方
無形サービス(コンサル・BPO等)形がなく「何をしてくれるのか」が見えない導入の前後で変化を見せる体験談型サービスを受ける側の担当者を主人公にする
多機能SaaS機能が多く「結局どれが自分に必要か」が埋もれる1つの困りごとを1本で解決する連作型現場で困っている利用者を主人公にする
専門的な製品専門用語と仕様が先に立ち、価値が伝わらない用語を主人公の体験に翻訳する「疑問→納得」型製品を初めて検討する非専門の担当者を主人公にする

無形サービスの製品説明マンガでは、目に見えない価値を「導入して何が変わったか」という具体的な場面に置き換えることが鍵になります。多機能SaaSの機能説明マンガでは、全機能を並べる必要はありません。利用者が実際に直面する課題を1本ずつ解決していく構成にすると、「自分の場合に何ができるか」が伝わります。専門製品では、仕様の羅列ではなく、非専門の検討担当者が抱く疑問を主人公に代弁させ、その疑問が解けていく流れをつくります。

共通するのは、機能が誰のどんな状況を変えるかを軸にする点です。自社がどのタイプに近いかが決まれば、次に必要なのは、その型を具体的な設計に落とし込む作業です。当社の制作実績でも、タイプに合わせて主人公と構成を変えることで、伝わり方が大きく変わっています

伝わるサービス説明漫画をつくる設計チェックリスト

機能→ベネフィット→物語の3ステップで専門用語を体験に翻訳する流れを示すフロー図

物語化の型が決まったら、次は「伝わるマンガ」に共通する設計要件を1つずつ満たしていきます。感覚で作るのではなく、以下の7つを設計段階で確認することで、完成後に「結局わかりにくいまま」という失敗を防げます。

  1. 1本1テーマに絞る:1本で伝えることを1つに限定し、詰め込みを避けます。
  2. 主人公を読者の代弁者にする:読者と同じ立場・同じ疑問を持つ人物を主人公に据えます。
  3. 機能→ベネフィット→物語の順で翻訳する:仕様をいきなり見せず、「それで何が良くなるか」を経由して場面に落とします。
  4. 専門用語は体験に変換する:用語を説明で足すのではなく、主人公が体感する形で示します。
  5. 読み手の疑問を先回りする:読み手が抱く「本当にできるの?」を、聞かれる前に作中で解消します。
  6. 読後の一歩を設計する:読み終えた相手が次に取る行動(相談・資料請求など)まで導線を引きます。
  7. 監修で正確性を担保する:専門的な内容ほど、事実確認の工程を組み込みます。

この7要件のうち、最初に効くのが2つ目の主人公を読者の代弁者にする点です。読者と立場も疑問も同じ人物が主人公だと、読み手は自分の状況に重ねながら読み進められ、「これは自分の話だ」と感じてもらいやすくなります。逆に、主人公が理想化された優秀な担当者だと、読者は他人事として読み流してしまいます。5つ目の「疑問の先回り」も、専門商材では欠かせません。読者が「本当に自社でも使えるのか」「導入は大変ではないか」と身構える前に、その問いを主人公に代弁させて作中で解消しておくと、読後に残る不安が減ります。

そして専門商材で特に外せないのが、7つ目の正確性の担保です。わかりやすさを優先するあまり事実がゆがめば、かえって信頼を損ないます。ビズマンガでは独自の制作メソッドの制作体制をとっています。社内10回以上・客先5回以上からなる6段階の品質チェックを通すことで、専門的な商材でもわかりやすさと正確さを両立させています。こうして設計した1本は、初回接点の説明だけでなく、契約後のオンボーディング説明にもそのまま転用できます。用途を横断して使えるよう最初から設計しておくと、1本のマンガを長く活かせます。

どこに置くと効くのか:掲載チャネル別の使い分けと成果の測り方

完成したマンガは、置く場所によって役割も、測るべき指標も変わります。「Webサイトに載せられるか」という質問をよくいただきますが、掲載できるだけでなく、チャネルごとに見せ方を最適化することで効果が変わってきます。主なチャネルを整理すると次のとおりです。

掲載チャネル主な目的適切な長さの目安見るべき指標
サービス紹介ページ・LP理解促進とコンバージョン中〜長尺(数話構成も可)CVR・直帰率・滞在時間
商談資料・営業配布商談前後の理解のすり合わせ短〜中尺(要点を凝縮)商談化率・受注までの期間
SNS・展示会認知獲得と興味喚起短尺(1本で完結)表示回数・保存・問い合わせ数

サービス紹介ページやLPにマンガを組み込むと、文字中心のページで起きがちな離脱を抑えやすくなります(詳しくはマンガLPと通常LPの違いもあわせてご確認ください)。当社の制作実績では、サービス紹介ページやLPにマンガを掲載したケースで、CVRが最大5.4倍まで改善した事例があります。効果は感覚ではなく、読了率・直帰率・商談化率といった指標で測ることで、次の改善につなげられます。実例では、無形サービスの魅力をストーリーで伝えたサービス説明マンガ「バズフェスから始まる私の物語」(LIFE Entertainment様)があります。こうして体験を物語化すると、「何をしてくれるサービスか」を短時間で理解してもらう設計が可能になります。

自社の商材タイプが見え、置きたいチャネルも定まってきたら、次に気になるのは「本当に自社の場合に効くのか」でしょう。ここまで整理した型とチャネルを、自社の商材に合わせて具体化する段階では、実績のある制作パートナーと一度すり合わせておくと、遠回りを避けられます。ビズマンガでは、企画のご提案・お見積りまで無料でご相談いただけます。

ありがちな失敗と、動画・ホワイトペーパーとの使い分け

機能を羅列しただけのNG例と、体験を物語化したOK例を左右で対比したビジネスマンガ

サービス紹介資料の漫画化には、いくつか陥りやすい落とし穴があります。3つに整理すると次のとおりです。

  • 絵柄が軽すぎて信頼を損なう:わかりやすさを狙うあまり子どもっぽい表現に寄せると、BtoBの商材では逆効果になります。
  • 機能の羅列に逆戻りする:マンガにしたつもりでも、コマの中で機能を並べているだけになり、結局伝わりません。
  • 1本に詰め込みすぎる:あれもこれもと盛り込むと、1本1テーマの原則が崩れ、印象に残らなくなります。

このうち最も多いのが2つ目の「機能の羅列への逆戻り」です。媒体をマンガに変えても、伝え方の設計を変えなければ課題は解決しません。避けるには、コマごとに「これは読者のどんな状況を変える場面か」を確認しながら作ることが有効です。1つ目の絵柄の問題は、商材やターゲットに合ったトーンを制作前に決めておくことで防げます。3つ目の詰め込みは、「伝えることを1本に絞る」という原則に立ち返れば回避できます。

あわせて考えたいのが、説明動画やホワイトペーパーとの使い分けです。動画は音声や動きで情報が流れていくため受け身で見られやすく、離脱を防ぎたい場面に向きます。ホワイトペーパーは、検討が進んだ相手に詳細な情報やデータを届けるのに適しています。一方でマンガは、読み手が能動的にコマを追いながら理解を進めるため、「まず全体像を短時間でつかんでもらう」入口の場面に強みがあります。コンテンツマーケティング全体の中では、これらを対立させる必要はありません。認知の入口はマンガ、詳細の裏づけはホワイトペーパー、動画は補足、といった役割分担で組み合わせるのが現実的です。この整理ができていると、「動画やホワイトペーパーで十分では」という社内の問いにも、なぜマンガを選ぶのかを根拠を持って答えられます

費用・納期の目安と、失敗しない始め方

最後に、費用・納期の現実的な目安を押さえておきましょう。「制作期間はどのくらいか」「どのくらいのボリュームが適切か」「費用の目安は」というご質問は多くいただきます。ビズマンガの場合、1ページあたりの単価は5本セット時で16,600円からで、最短2週間からの納品に対応しています。大手制作会社と比べると、費用はおおむね2分の1から5分の1に収まります。この価格差と納期の短さは、まず小さく試して手応えを確かめてから広げる、という進め方を取りやすくします。

ボリュームは、伝えたいメッセージを1本1テーマに絞る前提で、まずは要点を絞った短めの構成から始めるのがおすすめです。いきなり全機能を網羅した長尺を作るより、最も伝わっていない1つの価値を1本にした方が、費用対効果を測りやすくなります。効果が確認できたら、別の課題やチャネル向けに横展開していく流れが無理がありません。

始め方はシンプルです。まず自社の商材がどのタイプ(無形サービス・多機能SaaS・専門製品)かを見極め、次に置きたいチャネルと、追いかける指標を1つ決めます。そのうえで、実績のある制作パートナーに現状の資料と「どこで伝わっていないか」という課題を共有すれば、どの型で物語化するかの当たりがつきます。マンガマーケティングは、一度きりの制作で終わらせないことが大切です。サービス紹介ページから商談資料、SNSまでチャネルを横断して使い回す前提で設計すると、投じた費用を長く回収できます。

自社の商材タイプに合った物語化の方針に気づき、前向きな表情になったプロダクトマーケ担当者の1コマ漫画

まとめ

サービス紹介マンガ(商品説明漫画)で「結局、何ができるのか伝わらない」を解くには、順序があります。まず伝わらない原因を「機能起点・専門用語・情報過多」で捉え、自社の商材タイプ(無形サービス・多機能SaaS・専門製品)に合わせて物語化の型を選びます。そのうえで7つの設計要件を満たし、掲載チャネルごとに見せ方と指標を最適化する——この流れをたどれば、複雑な商材でも「一読で伝わる」状態に近づけます。何から手をつければよいか迷ったら、まずは自社の商材と現状の資料を手元に、伝わらない原因を切り分けるところから始めてみてください。具体的な型の選定やチャネル設計で迷う場合は、企画のご提案・お見積りまで無料でご相談いただけますので、ビズマンガの無料相談をご活用ください。

執筆・監修:ビズマンガ編集部

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